こんにちは。中野です。
今回はふと、B工事とは?というテーマが思い浮かび、つらつらと。
テナント選定、打ち合わせ、総工費にも重要なキーワードです。
ストレートに、B工事とは?
入居者負担で、貸主の指定業者が施工する工事
費用は負担しなければなりません。
かつ指定業者に依頼せねばならず、業者を選べません。
お打ち合わせの中で、良く3つの単語が出てきます。
A工事:貸主の負担で、貸主が選定した業者が施工する工事
B工事:入居者負担で、貸主の指定業者が施工する工事
C工事:入居者負担で、入居者が選定した業者が施工する工事
A工事だけは貸主の負担。
B・C工事はどちらも入居者の負担。
ただしB工事は業者を選べません。
C工事というのが、弊社のようなお客様にお選びいただいた業者が行う工事となります。
どんな工事がB工事とされるか?
建物によってマチマチです。
B工事の全くないテナントもあれば
複数項目の指定をされているテナントもあります。
新築や、大型ビル、商業施設内だとB工事が多い傾向があります。
そこで出くるのが工事区分表。こんな書面です。
このケースの場合、防災設備工事の一部がB工事という事になります。
実際に現地調査の写真がこちら。
ここで注意すべきは・・・スプリンクラー
一見、天井からポチッと出てるだけの大した事ない設備に見えますが。
これがあるかないかでB工事費が雲泥の差です。。
スプリンクラーはほぼ99%がB工事かと思われます。
他にも良くB工事と指定されやすいのは
屋外や共用看板のサイン工事
電気容量のアップや、動力引き込みなどの電気工事
稀にエアコン・換気設備がB工事なんてことも・・・etc
ということで、テナント選定するにあたって
B工事指定があるか?どんな工事項目か?
どの程度のB工事費が掛かりそうなのか?
これらも気にしながら進めることがローコスト出店に繋がります。
以上、B工事とは?でした。