今回は直近のクリニックの事例のご紹介です。
※タフデザインはクリニックにも力を入れています。
虎ノ門一丁目、60年と歴史ある歯医者さんでしたが、大規模開発に伴い移転のお手伝いです。
新築のテナントは引っ込んだ路面のファサード。奥ゆかしさのある院内を表現したいと思いました。
移転・改装の時に考えること。それはどこまで前のデザインを踏襲するかということ。
新規客の獲得、スタッフへの還元、いろいろな理由からイメージを一新したいという想いがありますが、通われている顧客の方にとってもいい「変化」であることが改装の大義だと思います。
そして、機能については確実に「進化」させなくてはいけません。
今回は白を基調としたクリーンな歯医者さんから一転、シックで落ち着いた内装にしたいという院長先生のご要望でした。
まさに良い「変化」をさせることを目標としました。
シックの中にいかに既存のクリニックの質感や雰囲気を残せるかを考え、素材の使い方に配慮しました。
床・壁の大きい面で硬い素材を使用し、家具や空中にあるモノで柔らかさを出しました。剛と柔を中和させる素材に銅を使用しました。
銅はその素材の柔らかさから高級感を出しながら空間を柔らかくしてくれます。
機能面では経験豊富な院長先生にお知恵を拝借しながら、打ち合わせを重ねました。
デンタルクリニックはバックヤードの作業も多く、診療室との行き来の導線を重点的に考え、個室という機能と利便性を両立させることができました。
パウダーや自動ドアのオペ室もあり、クリニックとしても進化しています。
院長先生をはじめ、スタッフの皆様の柔らかい雰囲気と清潔感が表れた素敵な空間になったと思います。
通われている皆様にもいい変化になればと思っています。
今回ご紹介したデンタルクリニック です。
ヨシノ歯科クリニック
※タフデザインはクリニックにも力を入れています。