美容室(サロン)の設計・内装・デザイン≪タフデザインプロダクト≫

【見学レポ】PASS THE BATON京都祇園店

2022-12-14

【見学レポ】PASS THE BATON京都祇園店

こんにちは、東京オフィスの大瀧です。

先日、個人的に大好きだったお店が

いつの間にか閉店していたことに気づき大ショックを受けたので

今日は見学レポを書かせていただきたいと思います!

 

[PASS THE BATON京都祇園店]

設計:WONDERWALL / 2015.8竣工(現在閉業)

場所:京都府京都市東山区末吉町77−6

 

バイヤーさんがヨーロッパなどから買い付けた

アンティーク家具・雑貨、古着を扱うセレクトショップ

PASS THE BATONの3号店にあたるのがこちらの店舗です。

私は元々表参道店の大ファンだったので、ずっと憧れていた京都祇園店も訪ねてみました。

ロケーションは祇園の重要伝統的建造物群保存地区。

趣のある石畳の道沿いに建つ築120年の町家をリデザインしています。

鴨川の支流に掛かる橋、というストーリー性溢れる最強アプローチから入店します。

内部のイメージがこちら。

日本家屋ならではの木軸の構造体や漆喰壁を大切に残したまま

ガラスやタイルなどのモダンなマテリアルを合わせた店内は

NEW RECYCLEというコンセプトのPASS THE BATONの世界観を体現しています。

純和風の建築にシャンデリアやERCOLの椅子など

古今東西の要素が入り混じった唯一無二の空間となっています。

川を見下ろせるファサード側にはカフェが併設されています。

アジアの絵皿や漆のトレーに銀食器を合わせたテーブルウェアも素敵です。

いわゆる京町家をリノベーションしているので

店内には伝統的な坪庭や通り庭も残っていて

個人的にハートを撃ち抜かれたポイントでした。

2階は天井を抜いて屋根組を露出した大空間に。

吹き抜けには老舗の小嶋商店さん制作の提灯がたくさんぶら下がっており、

空間の主役になっています。

縁側には京都の美しい街並みを借景に古着がディスプレイされています。

随所にBATONをPASSする動物たちのグラフィックが!

モノトーンのグラフィックと古民家の相性って間違いないですよね。

他にも床の間だったと思われる空間や階段下の小スペースなど

随所に遊び心が溢れる宝探しのようなお店でした。

 

(2018.10撮影)

 

■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  

 

古民家という特別なバックグラウンドからスタートしたデザインを

今回はご紹介させていただきました。

「こんなイメージに憧れるけど

都会の雑居ビルで参考にするのは難しいのでは,,,」

と思われるかもしれないですが、

アンティークの家具や建具・古材やエイジング塗装などを取り入れることで

古き良きデザインを活かした世界観に近づける工夫もできます。

 

▼弊社設計 アンティーク調家具を取り入れたデザイン

KINGSMAN TOKYO BARBER SHOP 2nd/Tokyo

 

やってみたいイメージがある方は

ぜひお気軽に何でもご相談してみてくださいね♪

 

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